京都工芸繊維大学で開催された村野藤吾建築設計図展「村野藤吾と建築写真-写真家・多比良敏雄の仕事」のカタログ。膨大な多比良敏雄の仕事の中で、その中心をなす村野藤吾の建築作品の写真に焦点をあて、多比良敏雄の写真を通して村野建築の意味を検証する。村野藤吾は、多比良敏雄の仕事に信頼を寄せ、その撮影に数多く立ち会ってアングルの確認を自ら行うなど、深い交流があった。多比良の村野作品を撮影した写真は、作品数およそ100点、撮影数およそ3000カットにものぼる。展覧会では、この中から数多くの写真が残されている下記の作品に焦点をあて、大学が所蔵する村野藤吾の建築図面と合わせて立体的な検証を試みる。 1 関西大学(1951年-)現存・一部取り壊し 2 神戸新聞会館(1956年)1995年の阪神大震災で被災、取り壊し済み 3 プランタン(1956年)2003年春閉店 4 新大阪ビル(1958年)現存 5 大阪歌舞伎座(1958年)現存
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