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書籍名: |
景観の作法 殺風景の日本
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著者名: |
布野修司 |
発行所: |
京都大学学術出版会 |
判型: |
四六 |
ページ: |
365 |
価格(税込): | ¥ 2,200 | 価格(税別): | ¥ 2,000 |
発行年月: |
2015.01 |
商品コード: |
87698869 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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戦後、近代建築の普及に伴って日本の景観は激変した。近年美しい景観への回帰が叫ばれ法的な枠組みも整いつつあるが、新たに創られるべき風景の姿やそれを創る方法など、議論は絶えない。本書は、これまで日本が経験してきた景観の変遷や風景をめぐる紛争の実例を振り返りつつ景観をつくり出す「作法」の有り方について考える。
■目次 ・序章 風景再生 ソウル:変貌する風景、開城:凍結された風景 朝鮮総督府の解体、清渓川再生 ソウルの革命 ・第1章 風景戦争 ・東京 日本橋:日本の臍、丸の内:美観論争 国立マンション訴訟、東京の美学 東京フロンティア:新国立競技場問題 メガ・アーバニゼーション:東京一極集中 ・京都 「田の字」地区、山鉾町:京町家再生不可能論 京都タワー・京都駅・京都ホテル 祇園:景観と土地所有 鴨川:三・五条大橋、大文字:眺望景観の保全 ・宇治 御茶畑:市街化区域の生産緑地 絵に描いた餅?:都市計画マスタープラン 巨大な壁:世界文化遺産とバッファー・ゾーン 宇治景観十帖、生きている文化遺産 亀石・塔の島:治水と景観 ・松江 図としての公共建築、宍道湖景観条例:景観審議会 出雲建築フォーラム しまね景観賞、大橋川景観まちづくり
・第2章 風景原論 ・景観・風景・ランドスケープ 景、風景、ランドスケープ、自然 ・文化としての風景 風水、風土記、近江八景、『日本風景論』 風景と生態圏、景観の構造、都市景観 ・景観価値論 良い景観・悪い景観、景観で飯が食えるか 生き物との共生、景観は変わる、風景哲学 ・第3章 風景作法 日本の景観層、日本景観の基層、都城と条里 風景の発見、景観の洋風化 鉄とガラスとコンクリート:産業化の風景 廃墟から、ポストモダンの風景 ・景観のレヴェル 地球景観(レヴェル1)、地域景観(レヴェル2) 都市?市街地景観(レヴェル3)、地区景観(レヴェル4) スポット景観(レヴェル5) ・景観作法の基本原則 誰もが建築家である、景観のアイデンティティ 景観のダイナミズム、地球環境と景観 合意形成と景観 ・景観法という制度 景観条例、景観法、景観整備機構、文化的景観 ・コミュニティ・アーキテクト制 何故、タウンアーキテクトなのか タウンアーキテクトの原型 デザイン・レビュー制度 京都コミュニティ・デザイン・リーグの活動 近江環人(コミュニティ・アーキテクト) ディテールから ・結章 風景創生 番屋・会所・みんなの家、戦後の原風景 自然の力・地域の力、復興計画の風景像 復興計画の基本指針、地域再生 地としての住宅:地域の生態系に基づく居住システム 「フクシマ」の風景
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