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書籍名: 廃墟論 新装版
著者名: クリストファー・ウッドワード 著、森夏樹 訳
発行所: 青土社
判型: 195×140 ページ: 383
価格(税込):¥ 3,520価格(税別):¥ 3,200
発行年月: 2016.05 商品コード: 79176924
 
   内容・概要   
荒れはてたローマのコロセウム、18世紀西欧を席巻した「ピクチャレスク」・模造廃墟・人工廃墟、「アッシャー家の崩壊」、廃墟の博物館、そして核がもたらす黙示録的廃墟まで。古今の芸術家・文学者は、廃墟からいかに多くのインスピレーションを授かってきたか。

■目次
一、だれがデイジー・ミラーを殺したのか
  「猿の惑星」/ローマの円形競技場/グランド・ツアー/ヒトラーの千年帝国
二、つむじ曲がりの楽しみ
  メリダの水道橋/アッピア街道/フェリーニの「カビリアの夜」
三、忘れられない廃家
  ザンジバル島の王女/「大いなる遺産」のサティス館
  バイロン卿のニューステッド修道院
四、傘も差さずにエフェソスで
  カラカラ浴場/ジョン・キーツの墓/フローベルとメムノンの巨像
  失われた都市ニンファ
五、模範とすべきはかなさ
  人間の死すべき運命と建物の崩壊とのアナロジー
  トマス・ハーディの「ダーバヴィル家のテス」
六、時の難破船
  修道院解散法/画家とピクチャレスク/「ゴシック・リバイバル」/人工廃墟
七、大まじめに作られた模造廃墟
  レプティス・マグナの廃墟/オーランドの自然現象博物館
  ラジェンスキー宮殿庭園の劇場/廃墟の画家ロベール・ユベール
八、廃墟となった自画像
  地下聖堂(カタコンベ)
九、オジマンディアス・コンプレックス
  ロンドンの終末/千年至福説/若い「新世界」人の誕生/風景画家トマス・コール
  パスキーノ像/オジマンディアス
十、宙に浮遊する埃
  トレドのモスカルド大佐/ドレスデンの聖母マリア教会
  オラドゥール・スュル・グラーヌの廃墟/ロンドン大空襲/コヴェントリーの大聖堂
十一、小説家、漁師、そして公爵
  「廃墟の快楽」/ジョン・ハリスの田舎屋敷探索/「私が幼年時代を過ごした場所」

   関連書籍   
 
表紙失われた建築の歴史
表紙廃墟と建築 季刊 d/SIGN デザイン no.16
表紙「立入禁止」をゆく 都市の足下・頭上に広がる未開地

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