巨匠・磯崎新による初の歴史書。「堀口捨己―丹下健三―磯崎新―妹島和世」という4人の建築家を軸に、1920年から2020年までの日本建築思想を語り尽くす。
■目次 ・「わ」空間の建築家 磯崎新
・第1章 1920-1945 モダニズムの出発点 堀口捨己の近代住宅と茶室 様式史観とヨーロッパの近代運動 モダニズムと伝統 コンセプトと技術の問題 「非」と「反」 構造派とテクノクラート 戦時下の近代建築
・第2章 1945-1970 戦中から戦後へ 広島平和記念館 日本の伝統と建築ジャーナリズム なぜ縄文が必要だったのか? 伝統論争の終焉、そして、アーバニズムへ 戦後建築とアメリカ・モダニズムの影響 見えない都市 架構の人間
・第3章 1970-1995 グローバル化のなかで浮き彫りになる「日本」 インテレクチュアル・アヴァンギャルド 「つくば」という問題 国際コンペの役割 商業と都市開発と建築家 若手建築家の台頭 コンペの裏側 ポストモダニズムのなかから
・第4章 1995-2020 時代の区切り/建築の一〇〇年を読むにあたって 二一世紀を告げる建築 近代と現代のはざまに 場所論は現代建築を導くことができるか 二〇二〇年へ
・建築家の超自伝として 横手義洋
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