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書籍名: |
和風胚胎
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著者名: |
渡辺豊和 |
発行所: |
学芸出版社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
303 |
価格(税込): | ¥ 4,620 | 価格(税別): | ¥ 4,200 |
発行年月: |
2007.12 |
商品コード: |
76154081 |
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世阿弥の舞台、平等院鳳凰堂、平城京東大寺、東大寺勧進職・重源、海の神殿・厳島神社、能登・時国家、日蓮の鎌倉、後醍醐の吉野御所、南北朝の社寺、義政の銀閣。異能の建築家が日本中世の建築様式、書院造と数寄屋の深層に迫る。建主の歴史上の姿を浮き彫りにし、飛騨の匠に代表される工匠たちの在り様を探り、和風建築の基層をたどる。
■目次 序章 日本建築の闇 歴史空間の深層/日本建築の光と影 ・1章 世阿弥の魂魄 高くなる舞台/魑魅魍魎/後世を支配した世阿弥の魂魄/舞台を造ったのは誰か ・2章 鳳凰堂と曼荼羅 日本唯一の独創/正統日本への背反/曼荼羅の変容/独創を支えた工匠/飛騨匠初期伝説/飛騨匠の淵源 ・3章 東大寺勧進前夜 平安京の頽落/海の都/厳島神社、海に移された神殿/東大寺勧進 ・4章 怪僧重源の空間意識 鬼の世界への参入/異界への視座/何故「天竺様」か/早過ぎた森への帰還 ・5章 平家伝説の里 天保の「中納言の間」時国家の謎/大工への転身/祖谷の葛橋/悲恋の鶴富物語 ・6章 海人の子、日蓮 「海人の子」/鎌倉・安房・伊豆の空間/日蓮の建築風景/遥かなる波涛を越えて ・7章 太平記の空間 名和長年の船上山/後醍醐の吉野潜幸/行宮様々/吉野御所/工匠曼荼羅 ・8章 歴史の闇 北畠満雅の旗揚げと敗北/禁闕の変前後/一乗谷への展開/飛騨匠の戦国/繁栄の象徴守護屋敷 ・9章 川上村の怪 長祿の変/敗者の魂魄/数寄屋誕生/谷間の寺院 ・10章 義政の心象風景 現実の修羅場、応仁の乱/誘う狐狸の里/銀閣寺幻想/東求堂抽象はじめ 参考文献 あとがき
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