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書籍名: |
建築設計資料集成 物品
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著者名: |
日本建築学会 |
発行所: |
丸善 |
判型: |
A4 |
ページ: |
286 |
価格 : | 在庫なしのため未定 (入荷後状態によって価格設定を行います) |
発行年月: |
2003.03 |
商品コード: |
62107172 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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低額古書 |
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本書は、建築空間に配置・利用される物品をできるだけ幅広い視点から集めたものである。これらの物品によって、各々の空間の特質をより具体的に明らかにするという点から、「総合編」を補完する「拡張編」の一つとして位置づけられる。今回の改訂に当たって、大きくは次の視点に留意し編集された。 まず、第一は物品分類軸である生活行為の修正、追加である。人間の基本的な生活行為は、一般に短期間では大きな変化は見られないが、社会システムや技術の変化に影響を受ける場合がある。本書では利用のしやすさという点から、旧版との連続性を考慮しつつ、旧版の19の行為軸のうち、教育から図書を引き離し、新たに情報を加えて21項目の分類軸とした。さらには、この21項目を、生活/趣味・スポーツ/教育・情報・技術・医療/生産・流通/設備・造園と大きく5つに括り、読者の便宜をはかった。 第二は旧版で掲載された物品の再点検である。各物品の生産、流通、使用状況を点検し、修正・削除する物品、新たに追加する物品を選択し再構成した。伝統的な物品や初期の工業製品の中には、使用頻度は低いものの、形態デザインの歴史的資料性を考慮し再掲載したものもある。 第三は物品に関わるコラムの設置である。生活行為による分類軸別に沿って、そこで扱われている物品の性能や社会的システムの中での位置づけ、その物品の社会的影響等の歴史的・時間的変化やグローバルな文化的視点からの解説、日本工業規格(JIS)、国際規格(ISO)等の規格・標準に関する解説などをコラムとして扱った。 また、近年、ユニバーサルデザインという視点での物品が多く生産・使用されるようになってきたが、これを一般物品と同等に位置づけて扱うようにした。 以上、本書は物品の単なる集積というだけではなく、物品を通して生活のイメージや生活が営まれる建築空間の具体的なイメージ、さらには社会や時代のイメージを写し出す役割が期待できる。建築関連の読者のみならず、生活に関する学問・研究分野、あるいは産業分野の読者に広く利用されることを願っている。
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