林昌二がわが家を実例に軽快な筆致で住まいを語る。座のこと、間の心理などをソフトに考察。
■目次 まえがき、向こう三軒両隣り、またも玄関がない、庭ごしにわが家が見える 視線を遠くへ、私の座としてのカウチ、それなら「居間」は、ソファはL字型に 坐れる床、ぬれ縁またはデッキ、床の段差は必要か、冷たくない床 ひと回りできる間取り、お天気を見ながら顔を洗う、外に開く浴室 燃える火を見る、天井はのっぺらぼう、障子をもう一度、ペンキは塗られない 光沢の設計、錠のバランス、見えないで音だけを、音の味わい、雨は外から外へ ガラスは割れない、台のあるところ、さんまを食いたい、天井裏は無駄 なぜ増築か、世界最小のサウナ、幻のプール、屋根裏に別荘をつくる ソーラー・エナジー、ドアを少なく、天窓の効用、ミニ・スーパーマーケット ブック・センターとワードロープ、寝る場所は同じ、コントロール・センター 雑木の庭、椅子たち、この家についてのあとがき、この本についてのあとがき
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