チャブ台のある茶の間、ひなたぼっこの出来る縁側、家族の団欒。なんとなく素朴で、おおらかであたたかく、住むという実感がある家。そんな原風景に執着しつつ、三十年間住宅設計に携わってきた永田昌民。最近ではOMソーラーハウス実践者でもある彼の住宅作品20題(久我山の家、永福町の家、西宮の家、熱海の家、所沢の家など他多数)と、見えるものと見えないもの、と題されたその住宅設計作法を明かした一冊。またN設計室の1996-1999までの住宅平面図集も収録。他人のために設計したしたものの、結果的に自らが住まうことになったという「東久留米の家」について、「わが家の生活記」として巻頭に掲載している。
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