急速に多様性とさまざまな技術を駆使して進歩しているファサードデザインがテーマ。
■座談会 透明建築を超えて 隈研吾/妹島和世 素材を生かしたファサードデザインにこだわる隈研吾氏、表層の抽象化に関心が向かう妹島和世氏の2名の建築家を迎え、本号を企画した構造設計者、設備設計者が加わって座談会を行った。「透明建築を超えて」のテーマのもと、ファサードのデザイン、技術、設計体制などについて熱い議論が交わされている。 ■ファサードと構造 多くの作品を構造・構法に関して分類的に分析することにより、ファサードを構成する新たなシステムを示唆できると考える。 ■ファサードと環境設備 ここで提示している環境制御の手法や計画手法は環境に配慮したファサードデザインに役立ち建築自体の環境評価を高めるものだと考えている。 ■Topics 1990年代から2003年までの特徴的なファサードをもつ建築作品を「構造配置」「力学システム」「材料」「支持構法」をキーワードにして分類、整理して、それぞれの作品を解説している。
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