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書籍名: |
ナチスの北欧幻想 知られざるもう一つの第三帝国都市
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著者名: |
デスピナ・ストラティガコス 著、川岸史 訳 |
発行所: |
草思社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
408 |
価格(税込): | ¥ 3,850 | 価格(税別): | ¥ 3,500 |
発行年月: |
2023.02 |
商品コード: |
79422625 |
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1934年4月12日、ヒトラーはノルウェーのフィヨルドを視察に訪れました。その時、彼の眼には、自らのユートピア都市が重なって見えていたのかもしれません。
ナチスにとって、ノルウェー人はそのナチス的世界観の人種ヒエラルキーの頂点にある存在だった。そのため、ナチスはノルウェーをほかの占領地のように一方的に蹂躙するのではなく、「同胞」として自ら第三帝国の一員となるように仕向けるという、異例の対応が行われていた。さらには、ヒトラーはこの地を「もう一つの第三帝国の重要都市に改造する」という野望を抱き、そのための建築・都市計画の構想を計画していた。本書では、その計画を図面等の資料を詳細に読み解き分析する。
■目次 1 北欧を美化する過程:ナチス占領下のノルウェーに関するドイツの報道記録 2 新秩序のノルウェー :スーパーハイウェイ(高速道路)からスーパーベビー(優等人種の子供たち)までのインフラ構築 3 ドイツ人気質の島々:占領下のノルウェーにおける兵士の家 4 ノルウェーの町のナチ化:戦時下の都市生活と環境の形成 5 フィヨルドに築くゲルマン都市:ヒトラーのニュー・トロンハイム計画
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