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書籍名: |
コミュニティのかたちと復興区画整理 岩手県大槌町町方・吉里吉里の地域デザイン
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著者名: |
福島秀哉 編著、二井昭佳・岡村健太郎・五三裕太 著 |
発行所: |
鹿島出版会 |
判型: |
A5 |
ページ: |
302 |
価格(税込): | ¥ 3,850 | 価格(税別): | ¥ 3,500 |
発行年月: |
2023.03 |
商品コード: |
30607363 |
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復興区画整理による「地域らしさ」の継承は可能か。
どのような制度も、そこに込められた「情感」を欠いては人の心を動かすことはできない。 今にして思えば、復興の最前線で真に求められたのは、この「情感」の質と量ではなかったか。 著者たちの挑戦もそこにあったのだと思う。 内藤廣(建築家・東京大学名誉教授)
多くの地域で用いられる手法でありながら、画一的で無個性な空間を生んでしまうといったイメージが強い「土地区画整理事業」。その「土地区画整理事業」を通して、「地域らしさを継承するまちづくりは可能か」を東日本大震災の復興事業、とくに岩手県大槌町町方・吉里吉里地区での実践・研究をもとに論じる。
■目次 序章 復興区画整理と地域らしさの継承 1節 はじめに 2節 日本の災害復興と区画整理 3節 東日本大震災における復興区画整理と地域らしさの継承 4節 コミュニティのかたちと地域らしさの継承 5節 大槌町の概要と復興事業の特徴 6節 本書の構成と用語の解説
第1章 東日本大震災の復興区画整理における地域らしさ継承の試み 1節 岩手・宮城五八地区の復興区画整理の特徴 2節 復興区画整理における計画内容の変化 3節 復興区画整理による地域らしさ継承の可能性
第2章 町方地区の復興まちづくりと公共空間デザイン 1節 湧水豊かな大槌町の中心市街地:町方地区の概要 2節 歴史を参照したコンパクトな街の再生:復興まちづくり 3節 近隣コミュニティの暮らしと復興計画:復興まちづくり 4節 地域資源を活かした公共空間デザイン:復興まちづくり 5節 住民の議論を実現する空間デザイン:景観概略設計の成果と課題 6節 町方地区の住民参画と復興区画整理
第3章 吉里吉里地区の復興まちづくりと公共空間デザイン 1節 海と共に育まれた共助の絆:吉里吉里地区の概要 2節 海と山とのつながりを軸とした地区の骨格づくり:復興まちづくり 3節 デザインノートによる地区の見取り図づくり:復興まちづくり 4節 公民館とまちの広場を核とした暮らしの場づくり:復興まちづくり 5節 被災から7年後のまちびらき 6節 吉里吉里地区の住民参画による計画づくりがと復興区画整理
第4章 復興まちづくりにおけるコミュニティのかたち 1節 地域特性に合わせた計画策定とコミュニティのかたち 2節 地区の形成過程と被災前のコミュニティのかたち 3節 復興まちづくりの進め方とコミュニティのかたち 4節 復興後のコミュニティのかたち 5節 継続するコミュニティのかたちの捉え方
終章 地域らしさを未来に継承する復興に向けて 1節 復興区画整理の可能性と課題 2節 コミュニティのかたちに合わせた住民参画の重要性 3節 住民参加でつくりあげた計画を現実のかたちにする
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