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書籍名: 大阪万博が日本の都市を変えた 工業文明の功罪と「輝く森」の誕生
著者名: 吉村元男
発行所: ミネルヴァ書房
判型: 四六 ページ: 344
価格(税込):¥ 2,640価格(税別):¥ 2,400
発行年月: 2018.07 商品コード: 62307764
 
   内容・概要   
1970年、大阪万博。その開催のために切り開かれ、更地となった会場の跡地が森に生まれ変わるという奇跡は、いかにして可能になったのか。本書は、万国博覧会や都市における公園の歩みを通じて、今までの日本と世界の歴史を振り返り、これからの文明の姿を模索するものである。持続可能な生物多様性社会に向けた公園・都市・文明のあり方を、大阪万博および万博公園の計画に携わった環境プランナーである著者が、これまでの総括とともに提言する。

■目次
まえがき 大阪万博から万博の森へ

・第I部 大阪万博以前
第1章 日本は、万国博覧会とどうかかわったのか
日本人が初めて遭遇したロンドンの万国博覧会
都市美観改造のパリ万国博覧会
工業博としてのパリ万国博覧会
日本人が最初に見た万国博覧会

第2章 内国博覧会から始まった万国博覧会
博覧会の起源
上野公園での内国勧業博覧会
京都再興を願った京都建都1100年記念事業
最後にして最大の世界規模の大阪内国博覧会

第3章 幻に終わった戦前の万国博覧会
三代続いた万国博覧会開催への願い
第一世代の日本への万国博覧会誘致
第二世代の万国博覧会誘致運動
国威発揚の道具とされた万国博
幻に終わった第三世代の紀元2600年記念万国博覧会
工業化の成果ではなく、エキゾチシズムに甘んじた

第4章 アジア初の万国博覧会 大阪万博開催
100年目に、念願の万国博覧会が、日本に来た!
大阪万博のテーマ 人類の進歩と調和
なぜ、東京ではなく大阪で開催されたのか
なぜ、竹藪と農地の丘陵地で開催されたのか エアポケットの地と交通の要衝の地
大阪大都市圏衛星都市構想

第5章 万博会場の設計思想
大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」は、会場設計にどう反映させられたか
西山夘三による田園都市型会場設計とお祭り広場
丹下健三による三次案
万博跡地の丹下の都市設計への野心
メガストラクチュアのアナクロニズム

・第II部 大阪万博以後
第6章 「人と自然の新しい関係の再建」をめざした都市公園への転換
地球規模の環境とエネルギー問題
「人類の進歩と調和」は、万博公園で達成された
都市センターから「緑に包まれた文化公園」へ
自然再建の都市計画 丹下健三から高山英華へ
公園を核とした都市計画

第7章 国立民族学博物館の誕生
民族学博物館は、大阪万博から生まれた
「大阪万博跡に、万国博を!」 文化相対主義としての展示
平和をめざす研究機関としての国立民族学博物館

第8章 太陽の塔は、残った
太陽の塔はいらない 三つの理由
べらぼうなものをつくる!
宇宙(太陽系)の中の人類の位置を探ったテーマ館
太陽の塔は、立ち続ける

第9章 地球環境時代の新種の公園
大胆不敵な森の再建 万博の森
三つの森で、生物多様性のある生態系の風景をつくる
タカが棲息する都市公園をめざす
生物多様性のある回遊式風景庭園(公園)の誕生
工業文明から生物多様性社会への芽生え

第10章 巨大都市の功罪
万博公園は、自然破壊の免罪符か
巨大都市化がもたらした課題と展望
都市の中に、都市をつくる
サステイナブル・シティ・イン・メガシティ

第11章 2070年の万博公園の未来に向けて
城壁型公園から解放型セントラルパークへ
万博公園を核にした千里環境文化創造都市をつくる
新都市の装い
多心型大都市圏構想

・参考文献
・あとがき 都市の中に、森をつくるということ

   関連書籍   
 
表紙オリンピックと万博 巨大イベントのデザイン史
表紙プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る 日本語版
表紙日本の近代・現代を支えた建築 建築技術100選

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