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書籍名: 京都と近代 せめぎ合う都市空間の歴史
著者名: 中川理
発行所: 鹿島出版会
判型: 四六 ページ: 372
価格(税込):¥ 3,300価格(税別):¥ 3,000
発行年月: 2015.07 商品コード: 30607316
 
   内容・概要   
日本の都市は、どのように近代化を受け入れ、近代化を遂げていったのか。博覧会、広場、道路拡築、山並み景観、区画整理、郊外住宅……、古都の空間再編に日本の都市の近代化過程を検証する。
■目次
・はしがき
・序章
 近代化により共有される価値/名望家支配から都市経営へ/事業史の枠組みを超えて
 折り合いをつける伝統と近代/本書の構成
・第一章 街区一新の顛末
 維新を迎えた時点での京都/街区一新/一間引下令の挫折/近代化の挫折とその理由
・第二章 近代を象徴する場となる岡崎
 鴨東開発計画/西洋意匠の導入/国風イメージの発信/歴史と近代化が出会う場
 集う空間から公の空間の成立へ
・第三章 技術を背景とする土木官吏の台頭
 近代を受け入れる街/臨時土木委員会での議論/市長の構想と土木官吏の役割
 伝統的土木技術の破綻/迎えられる学士の土木専門官吏/土木官吏の台頭が意味するもの
・第四章 近代的空間再編の受容過程
 道路拡築に対する住民/組織的反対運動/用地買収の実際/公同組合の役割
 都市改造へ動員させるシステム
・第五章 「歴史」のデザインをめぐって
 風致をめぐる府と市の対立/市が架け替えた四条大橋と七条大橋
 設計者をめぐって/府が架け替えた三条大橋と五条大橋/府技師の橋梁設計
・第六章 空間再編にともなうデザインの模索
 模範なき近代都市空間のデザイン/都市イベントとしての大礼
 装飾される都市/近代都市空間の受容/装飾に託された近代化
・第七章 制度の矛盾がつくり出した新市街
 税負担が郊外住宅地をつくる/居住条件となる負担の不均衡
 特異な京都の税負担/住民に対する重税/隣接町村の軽い負担
 税を逃れて移住する人々/続けられた地主・家主の支配構造
・第八章 景観論争に見る技術者万能主義批判
 風景保護政策/東山開発計画/東山開発計画への反論
 論争が示すもの/技術者万能主義への批判
・第九章 土地区画整理に見る都市専門官僚制
 京都だけで実現した土地区画整理/計画立案と最初の道路事業
 二つの土地区画整理事業/都市計画土地区画整理の成立/施行の過程
 計画・事業の背景にあったもの/トップダウンの事業計画
・結章
 調停する近代から理想の近代へ/二つの「歴史」/新たな公共圏の創出
 比較都市の視点から/地主・家主による一貫した地域構造/視覚的支配と景観意識
・あとがき

   関連書籍   
 
表紙みやこの近代
表紙京都の近代化遺産
歴史を語る産業遺産・近代建築物
表紙もうひとつの京都 モダニズム建築からみえてくるもの
表紙庭師 小川治兵衛とその時代
表紙街 明治 大正 昭和 2 関東
絵葉書にみる日本近代都市の歩み 1902-1941
表紙近代日本の郊外住宅地
表紙近代日本の空間編成史
表紙京都 学び舎の建築史 明治から昭和までの小学校

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