小さな家でしか体験できない可能性のある空間をつくろう 「”小さい”」ということがどれだけポジティブになれるのか、住宅地としては壊れかかった環境をどれだけ肯定的に捉えられるか」『ミニ・ハウス』(吉岡賞受賞)、『アニ・ハウス』の設計で一躍建築界の話題をさらった気鋭の建築家によるはじめての単行本。都市近郊に散在する狭い敷地、住宅密集地、あるいは自然環境における”建ち方”を問う。敷地論、小屋論、戸建て住宅論、アパート論、週末住宅論など、各章で明らかにしていく。ひとつの実作での”気づき”をつぎの実作につないでいく設計の実践は、読者にとっても、それぞれのライフスタイルの実現と住まいとの関わりについて、大いなる”気づき”を触発してくれるものとなるのであろう。
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