五十嵐太郎が、現代建築を考える上で重要だと思う概念をとりあげ、それぞれに幾つかのキーワードを絡めながら論じた書。時代と建築家の試みを読み解く斬新な視点を提示する。
■目次 ・第1部 かたちと環境をめぐって 第1章 形態と機能-装飾された小屋あるいは原っぱ/第2章 バロック-楕円と装飾/第3章 斜線とスロープ-運動そしてランドスケープ/第4章 全体/部分-ブリコラージュとパタン・ランゲージ、伽藍とバザール/第5章 レム・コールハース-マンハッタニズム、ビッグネス、ジャンク・スペース ・第2部 住むこと、そして日本という空間 第6章 住宅建築-無意識の深層へ/第7章 身体-柱からモビルスーツへ/第8章 日本的なるもの-タウト、縄文、弥生/第9章 戦争の影-廃墟のイメージ、メタボリズムと人工地盤/第10章 スーパーフラット-差異なき表層の世界 ・第3部 建築はどこへゆくのか 第11章 歴史と記憶-モダニズム、リバイバル、保存/第12章 場所と景観-地域主義、ゲニウス・ロキ、ダーティー・リアリズム/第13章 ビルディングタイプ-監獄とコンビニ/第14章 情報-「見えない都市」の交通/第15章 メディア-雑誌、写真、模型/第16章 透明性と映像性-モニタとしての建築
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