オリンピック・パラリンピックの祝祭モードから一転、自粛ムードに覆い尽くされた東京。しかし、このピンチは、東京が変わるきっかけになるかもしれない。
キーワードは、「大きなハコ」から「小さな場所」へ。 国立競技場や高輪ゲートウェイ駅など、東京の最前線で幾多の「大きな」建築を手掛ける一方で、シェアハウス、トレーラーの移動店舗、木造バラックの再生など「小さな」プロジェクトに積極的に取り組んできた隈研吾が、未知の時代を生きる都市生活者の生き方、暮らし方に、新しい方向を指し示す。既刊『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』に続く対話篇シリーズの集大成。
■目次 はじめに 隈研吾 第1章 なぜ東京は世界中心都市のチャンスを逃したか 第2章 シェア矢来町 私有というワナ 第3章 神楽坂「TRAILER」 流動する建築 第4章 吉祥寺「てっちゃん」 木造バラックの魅惑 第5章 池袋 「ちょっとダサい」が最先端 終章 ずっと東京が好きだった おわりに 清野由美
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